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宝庫

2011-10-16

アビタスのIFRS検定試験対策コースに、新たな試験が加わっていたので説明会に行ってきた

20:31

 

久しぶりにAbitusのサイトをのぞいてみたら、IFRS Certificate に加えて、DipIFR 検定試験の対策講座が出来ていたので、説明会に行ってきました。

 

Abitusがやっている IFRS Certificateは、ICAEWの提供しているもので、2009年12月から日本語版の検定を年に四回、日本国内で受験できるようになりました。(ちなみに元々はオンラインの英語の試験で、年中受験可能)

 

これに対して、今回追加になった DipIFR は、ACCAの提供しているものです。

 

私自身はACCA所属の英国勅許公認会計士ですが、当時 Abitus が ICAEWの IFRS Certificate を日本で受験できるようにしたというニュースに、目の付け所が良かったと思う一方で、何故ACCAではなくICAEWを選んだのかと思っていました。(特に、プレスリリースの中でICAEWについて「英国並びにアイルランドでは、公認会計士協会が複数存在しますが、その中でもロンドンに本拠地を置くICAEWが、最も規模が大きく且つ認知度の高い団体です。 1880年設立されたICAEWは、現在130,000人もの会員数を擁し、欧州で最大規模の会計士協会としてその名を知られています。」としていたのが、私はあまり面白くなかったというのもありました。確かに ICAEWの方が格は上だという認識はありますけどね。)

そんなに持ち上げて、良く今回ACCAのDipIFR対策講座をやることにしたものだと思いました。

 

違いとしては、IFRS Certificateについては、試験問題の日本語版を(ICAEWの合意の元)作成して試験を運営するのですが、DipIFR は対策講座はやるけれど、(英語の)試験は勝手に受験してくれということです。

 

ということで、AbitusはACCAに「提携させてくれ」とお願いをしに行く必要はなかったのですが、前回 ICAEWを持ち上げてしまったので、ACCAについて「1904年に設立されたACCA (the Association of Chartered Certified Accountants:英国勅許会計士協会)は、複数ある英国公認会計士協会の中で、140,000名の正会員(404,000名の資格受験者)を持つ最大規模の団体です。」と説明することになったのです。(あれ? ICAEWより会員数が多いぞ)

 

ICAEWもDiploma コースを持っているので、Abitus もそちらの対策講座をやれば良かったと思うのですが、(ざっと見ただけですが)ICAEW の IFRS Diploma はアイルランドのBPPの授業或いは通信教育を受けないと駄目な仕組みのようです。

ACCAのDiplomaは自分で勝手に勉強して(あるいは勉強しなくても)世界の至る所で受験可能ですので、それで ACCAの方を選んだと言うことでしょう。

こうなるのであれば、Certificateの方もACCAのものを選んでおけば良かったのにと思います。

 

私は、ACCAの提供するIFRS Certificateは2008年11月にオンライン受験して合格。ACCAのDipIFRは2009年12月に飯田橋のBritish Council で受験し合格しました。

使用したのはBPPのテキスト一冊と、IFRSの基準集。

 

DipIFRの合格率は、説明会では 2010/6(毎年6月、12月の2回実施)の55%まで説明がありましたが、ACCAのサイトでは 2010/12が 39%、2011/6が 38%とかなり低くなっています。

 

これに対して IFRS Certificate は2010/9の第四回試験が36.4%の合格率なので、IFRS Certificate の方が難しいなどと言うトンマな説明があったのですが、こちらは日本で行われた日本語のペーパー試験での合格率であり、全体ではもっと高いと思われます。

 

IFRS Certificate は入門レベルの検定試験として知識レベルを証明するには良いですが、その次のレベルとしての ACCA のDipIFRはかなりギャップがあります。

実際に海外子会社を含めての連結決算をやってきた人でないと合格は難しいでしょう。

(英語の筆記試験と言うこともあり)

 

Abitusはこの講座を今年の4月から開始したとのことですが、6月の試験の受験結果について質問したものの、「生徒さんに確認中」とのことでした。(先月くらいには結果は到着していると思われますが)

 

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