語学の虎の巻 [書評]英語・外国語学習法 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008/05/06

[]040号 ゴールデンウィーク特別号 23:15 040号 ゴールデンウィーク特別号 - 語学の虎の巻 [書評]英語・外国語学習法 を含むブックマーク はてなブックマーク - 040号 ゴールデンウィーク特別号 - 語学の虎の巻 [書評]英語・外国語学習法 040号 ゴールデンウィーク特別号 - 語学の虎の巻 [書評]英語・外国語学習法 のブックマークコメント

 

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英語・仏語・伊語 トリプル三冠王による

語学の虎の巻 [書評] 英語・外国語学習法  - 040号 -

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このメルマガの編集方針につきましては、創刊準備号をご覧ください。

こちらです。

http://shibutora.g.hatena.ne.jp/melma/20070620

 

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■ゴールデンウィーク特別号

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ゴールデンウィークで休みがいっぱいあるのに、きちんとしたメルマガに

仕上がりませんでした。

ということで、「ゴールデンウィーク特別号」は、特別にすごい号ではなく、

特別にさらりとまとめた号でお届けします。

 

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■この一週間で読んだ3冊のご紹介

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当初はメルマガに仕上げようと読み始めたものの、目新しいところが

なかったり、私のまとめる力が弱かったりでメルマガにならなかった

本たちです。

 

その1

「目にあまる英語バカ」 勢古浩爾

三五館 2007.03  

アマゾンはこちらから

http://www.amazon.co.jp/dp/4883203832/ref=nosim/?tag=gogakunotoran-22

 

書店に並んでいて気になっていたものの、放置していたのですが、先日

ご紹介した大津由起雄「英語学習7つの誤解」(NHK 生活人新書)の

あとがきに紹介されていたことで購入しました。

英語学習法の書籍の書評を中心とし、英語バカを笑い飛ばしていきます。

エッセンスは231ページから「ということで本書のまとめ」として20の

ポイントにまとめられていますので、そちらだけ読んでも良いでしょう。

面白かったのは、以下の二つです

・6「エロビデオ不変の法則」

・20 グローバリゼーションとしての英語ではなく、あくまで個人としての

英語

「次から次へと新しい英語学習法に手を出すのは無駄である。今度こそ

なにか新しい、自分の知らなかった、目をむくような性技法が披露されて

いるのではないかと思って、次々とエロビデオ(性技法本)を借りつづけるが、

そんなものあったためしがないという『エロビデオ不変の法則』とおなじで

ある」

これはオヤジにしかわからない感覚かも知れませんが、語学学習法の本を

100冊くらい読んでくるとこのような感覚になります。(いや、私には分から

ないのですが)

 

最初の一冊として読んだなら感心する部分が多くある本も、後ろの方で手に

取られたというそれだけで発見が少なく評価が下がるのは不公平な話です。

「あくまで個人としての英語」というのは、英語公用語化論の船橋洋一氏の、

「これからはグローバルの時代だから日本人はみな英語をやるべきだ」と

いう意見に反対するものです。

最近、梅田望夫氏の本をまとめて読んだので、その関係で面白いと思い

ました。

ネット時代がますます進むから英語が必要になるという船橋氏の意見だったと

思いますが、ネット上の世界で使われる英語は実際にリアルの世界で使われる

英語とは変わってくるのではないかという気がしています。

 

また、「個人としての英語」というのが、梅田氏の「個人のサバイバルのための

ウェブリテラシー」というのと近くて面白かったです。

その2

「英語のたくらみ、フランス語のたわむれ」 斎藤兆史・野崎歓

東京大学出版会 2004.07

アマゾンはこちらから

http://www.amazon.co.jp/dp/4130830392/ref=nosim/?tag=gogakunotoran-22

私が語学学習関連の本を芋づる式で読み始めたのは、この本のせい/おかげ

でした。

興味深い本がたくさん紹介されています。

英語フランス語の両方をやっていらっしゃる方には特にお薦めです。

 

語学・翻訳・文学の三つのパートに分かれています。

語学の部分では、実用会話重視の姿勢を批判し、書き言葉からしっかり入り、

すなわち文法から入り読解をやることを基本としています。

斎藤兆史氏ですから、まあ当然そうなるわけです。

などと書きながら、またパラパラと読んでいたらいろいろツッコミどころが

出てきたので、次回のメルマガで再度取り上げたいと思います。

その3

「英語が私を強くする」 English Zone編集部

中経出版 (2006/9/1)

アマゾンはこちらから

http://www.amazon.co.jp/dp/4806125121/ref=nosim/?tag=gogakunotoran-22

アマゾンの紹介には以下のようにあります。

 

「English Zone」の人気連載「Success With English」のインタビューの

中から17名(安藤優子/前田健/今井雅之/向井千秋/上原ひろみ/畑正憲/

鳥越俊太郎/山中千尋/葉加瀬太郎/木村弓 /竹岡広信/松本侑子/平野次郎/

野口悠紀雄/篠原欣子/野中章弘/汐巻裕子)を選び、それぞれの英語習得の

秘訣を余すところなく公開。単語帳と全訳付き。また、メッセージや

コラムなども収録。

 

英和対訳で、単語リストもあり、CD付ということで、独習用テキスト

として使うことも可能です。

(ただし本人の音声による録音ではありません)

日本語だけ読めば半分で読めます。

私には特に目新しいものは無かったのですが、外国語学習に関する書籍紹介の

コラムが興味を惹きました。

(その1)「間違いだらけの英語学習」(近江誠 小学館 2005.04)

http://www.amazon.co.jp/dp/4093875677/ref=nosim/?tag=gogakunotoran-22

「どの言葉を勉強していても言葉を粗略に扱うべきではない。それだけを

声を大にして言いたい。『どうせ英語の専門家になるのではないから』と言い、

適当な加減での学習をすることは、『この人とは結婚するのではないから

適当につきあえばいい』というようなもので、そういう態度は自分の国の

言葉だって傷つけて恬として恥じないという態度を育てかねない」

(228-229ページ)

涙が出ます。

 

 

(その2)「日本人に一番合った英語学習法」(斎藤兆史 詳伝社黄金文庫 2006.03)

http://www.amazon.co.jp/dp/4396314019/ref=nosim/?tag=gogakunotoran-22

(イチローや松井がチームメートと談笑している様子を見てコミュニ

ケーション重視の英語を主張する人に対して)

「イチローや松井だから、ああいう英語で済んでいるのである。彼らには、

野球選手として世界に通用する一流の技術がある。極端な話が、彼らは

英語など器用に話せなくても、バッターボックスに立てさえすれば、それで

仕事ができるのである。つまり、一流の技を持つことで、英語から自由に

なっているのだ」(182ページ)

 

すなわち、「本書(英語が私を強くする)に出てくるような有名人の英語学習法は

全く参考にならないのだ」とケチを付けているようで、面白かったです。

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■おまけのご連絡、ご挨拶

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「エロビデオ不変の法則」と呼ぶか、「収穫逓減の法則」と呼ぶかは別にして、

外国語学習法の本を読んでも新たな発見が少なくなっています。

(歳を取って感受性が鈍くなっているのかも知れませんが)

本棚の冊数からして2年は続けられるだろうと思ったメルマガですが、

1年で終わりそうです。

学習法の学習ばかりやっていて自分の外国語学習を放置していた反省もあり、

メルマガの終了を決意しました。

今回が40号ですが、50号まで行くのか、その前に終わるか。

ネタを見ながら決めさせていただきたいと思います。

短い間でしたがご講読ありがとうございました。

 

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発行者略歴

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澁澤寅彦 (しぶさわとらひこ) (ペンネームです)

1962年生まれ。福井県出身。証券会社の経理マン

英語検定1級(優秀賞)(2003年)、仏語検定1級(2004年)、

イタリア語検定1級(2002年)

通訳案内業(ガイド)試験合格 英語(2003年)、フランス語(2005年)、

イタリア語(2002年)

ケンブリッジ英検CPE(2003年)、

フランス文部省認定フランス語資格試験DALF(2005年)、

シエナ外国人大学イタリア語検定CILS レベル4(2002年)

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メルマガ名: 語学の虎の巻[書評]英語・外国語学習法

発行者 : 澁澤寅彦 ( shibu.tora@gmail.com)

発 行  : まぐまぐID= 0000238273

配信停止 : http://blog.mag2.com/m/log/0000238273/

─著者ブログ 他─────────────────────────

『語学の方程式』(語学関連の日々の活動と発見)

http://shibutora.g.hatena.ne.jp/shibutora/

『語学の虎の巻』(当メルマガ バックナンバー他)

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──おまけブログ─────────────────────────

『宝庫』(語学関連以外の日々の発見)

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