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語学の方程式 英仏伊語トリプル三冠王 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2007/06/14

味音痴と外国語

外国語学習では発音が大きな分野であり、そこではネイティブ発音が美しい発音とされ、日本語訛りの片仮名発音はキタナイとされます。


また、言語レベルで、「フランス語はきれいだけれどドイツ語はゴツゴツしてキタナイ」と言う人もいます。


或いは、「若い人の言葉遣いはキタナイ」と言うこともあります。


以前読んだ言語学の本に、「言語学に於いては「美しい/美しくない」の価値判断はなく「違っている」ということだけがポイント」と書かれていました。


話はちょっと変わって。


連続した色のスペクトラムである虹が6色に見えるか7色に見えるか。

或いは2色に見えるか。


美大の学生はひょっとしたら30色くらいに見えているのかも知れません。

(名前をつけた瞬間にモノが存在するようになる。「明るい色」「暗い色」という二つの色の名前しか無ければ虹は2色に見えます)

皆さんはいくつ色の名前が言えますか?

子供の頃使っていたクレヨン・色鉛筆は何色入りでしたか?


色と同様、外国語の発音に於いても「a」から「e」まで連続して音を変化させていく時に、日本人には「あ」と「え」にしか聞こえないのに、アメリカ人には a/eの中間の音が存在します。


フランス人には「e」の周辺に三つくらいの「e」があったような気がします。


微妙な違い・ずれに、別の名前・価値を与えて区分するのかどうか。


先日ご飯を食べながら考えていました。


ビールって、それぞれそんなに味が違うのかしらん。

ワインソムリエはその微妙な味・香りの差異を認識できる人。

言語と同じで違っているという事実だけがそこにあり、その違いは興味の対象にはなるものの、それ自体に価値はないのではないか。

よって養殖ウナギと天然ウナギの味の違いが分からないであろう私は恥じ入ることはないのだ!!

色を明るい色と暗い色にしか分ける必要の無い人たちのように、私がグルメになる必要はないのだと。


がっ!!


そんな私でもたまに本当に美味しいものに(私でも明らかに他と違うと分かるようなものに)巡り会った時は、幸福な気分になります。


ワインで言えば「鮮やかな●●色、△△や●●のみずみずしい■■の果実の香りと、▲▲の香り」ではなく、「幸せな気分にしてくれるワイン」としか言えないのでソムリエにはなれそうにありません。

私にとっては「幸せな気分してくれるワイン」と「それ以外のワイン」の二つしかないのです。


ここで外国語に話を戻します。


美しい/美しくないの判断を忘れて、言語学的には等価であったとしても、耳に心地よい音、言葉言語と、そうでない音、言葉言語というものが現実には存在するのではないでしょうか。


ポジティブ言葉を多用しているとポジティブになれるように、幸せな気分にしてくれる音、言葉が多く存在する言語を使う人たちは、きっと幸せな人たちなのでしょう。


フランス人男性ゲイっぽい人が多いというのも、フランス語の音のせいかもしれません。