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語学の方程式 英仏伊語トリプル三冠王 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009/04/18

寅彦は本日休みをいただいております

23:11

 

本日も出社だったのですけれど、日経の朝刊のおまけ「日経プラスワン」に「何でもランキング 間違えやすい敬語」の記事がありました。

 

間違いの第1位は「ご拝読いただきありがとうございます」でしたが、第2位は「●●は本日休みをいただいております」でした。

 

これはお恥ずかしながら私も使っているのですが、誤りという感覚はありません。

 

これが誤用であるという理由として以下の記載がありました。

(引用開始)

休みを与えているのは本人の所属する会社。「いただく」が自社に対してへりくだる形になってい。正しくは「休みをとっております」

(ここまで)

 

これについては私は違う意見です。

 

休みをいただいているのは会社からではなく、お客様からであり、取引先からであると考えています。

これは例えば「おかげさまで何とかやらせていただいております」というような類です。

 

「お休みをいただいております」と言う時に、会社から休みをもらっているという感覚は全くなく、本来ならば毎日出社してお客様のために仕事をしなければならないところではありますが、お許しいただいて休ませていただきますという感覚です。

 

これが例えば自営業で、留守電に定休日・臨時休業のアナウンスを入れる時も「本日はお休みをいただいております」というのではないでしょうか。休みをもらう上司・会社が存在しないにもかかわらずです。

 

それとも私の日本語感覚がずれているのでしょうか。

 

妻Rはこれについては「おかしい」という意見です。

私が上のような説明をすると「それは関西商人的発想で、東京には昔はなかったものだ」とコメントがありました。

 

今回の調査は新宿駅西口で会社員100人(男女同数)への聞き取り調査によるものとのことですが、出身地のヒアリングも必要だったかも知れません。

この項目は誤答率61%とのことでしたが、61%が関西出身だったのかも知れません。

 

(私の出身の福井も関西文化圏/お笑い花月劇場文化圏です)

 

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外国語大好きおじさん外国語大好きおじさん2009/04/19 03:01僕は関東文化圏の出身ですが、「お休みをいただいております。」が誤用だとは思いません。

僕がお客さんの立場だとして、誰かの会社に電話した時に「本日は休みをとっています」という留守電を聞いたら、逆に「何様?」って思うことでしょう。

また、「お休みをいただく」という際に、会社から休みをもらっているという感覚がないのは、これまた当たり前のことです。

そもそも労使間の契約に基づいた有給休暇という権利を行使しているだけなのですから、「会社から休みをもらっている」という日経プラスワンの議論の前提に問題があると思います。

ただし、フランスの国鉄SNCFで年がら年中ストライキをして、労働時間を更に短縮しようとしている従業員に関しては、「会社から休みをもらっている」という意識が多少はあった方がいいのかも知れません。

フランス人の友人によると、「Some of them are professional strikers.」ということです。ということは、「仕事をしない権利を主張することを仕事にしている」って感じでしょうか?なんとも複雑な職業です。

ちなみにフランスからスイス国境を跨いですぐのジュネーヴでは、そんなストライキを見たことがありません。バスもトラムも電車も、スイス製の時計のように時間きっかりに来ます。