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語学の方程式 英仏伊語トリプル三冠王 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012/01/30

株式会社アルク主催のイベントに参加しました。 (その1)

01:32

 

ということで、参加して来ました。

 

そろそろ閉じようかと思っていたこのブログでしたが、アルクさんのブロガーイベントに申し込んだらご招待いただいたので、閉じるわけにも行かず慌てて数日前から再開したところです。

しばらく続けなければ...

 

昨年から今月に掛けてネットでは「ステマ」、食べログのやらせ騒動などが注目を集めていて、我々ブログ書きも企業の商品やサービスを紹介する際にはこれまで以上にしっかりする必要があります。

私は英国の公認会計士ですが、会計士の独立性に関して次のような表現があります。

「to be, and to be seen to be independent」

私の好きな言葉であちこちで使っています。 自分が気をつけていて周囲から独立/中立の立場でいることはもちろん重要であるが、周囲からもそのように見られる必要があると言うことです。

今回アルクさんのイベントに参加してこれからそのアプリについて書くわけですが、お土産に iTunes カード 1,500円分をいただいたということをきちんと記載した上で、ブログ読者の方にそのような前提で記事を読んでいただくということです。

個人的には1,500円は嬉しいですが、それよりも開発担当でフランス語学習中のすてきな女性と名刺交換させていただいたことの方が嬉しくて、それに引っ張られて今回のアプリを推奨する記事を書いてしまうかも知れません。

話は変わって、アルクさんとのつながりは古く(私が年寄りだと言うこともあるのですが)、学生時代から沢山お金をつぎ込んで来ました。

ヒアリングマラソン、リーディングマラソン?、English Journal、その他たくさんの英語学習本。

永福町にあるアルクの本社も家から近いので、ようやく出会えたと言う感もありました。(アルクさんの商品やサービスに私がとても詳しいので、懇親会の席で驚かれました)

社員の皆さんが外国語が好きだというのが私にも伝わってきて、「好き」を仕事にしている皆さんがうらやましいと思った瞬間でした。

 

 

さて、それではアプリの紹介ですが、他の参加者の方のブログに詳しいので、そちらをご参考にしてください。

和田さんのブログがわかりやすいです。

私は正直なところ、期待していませんでした。

私は(妻もそうですが)電磁波過敏症で、この日も妻とPHSで夕方に9分間通話して気分が悪くなっていたところでした。かつてはフランス語学習に集中してmp3プレーヤーでフランス語音声を長時間、何ヶ月も聴いていて体調を崩したこともあり、そもそもリスニングのアプリには(自分が使うかどうかという点では)全く興味がありません。

また、iPhone の英語学習アプリ一般の話として、基本は細切れ時間を活用するモノが多く、結果として題材が単語や短文が中心になること。長時間必要となるのモノは売れない。結果として売りやすいモノしか作られず学習者側はそこで提供される勉強法がすべてだと勘違いしてしまう。という思いもありました。

実際には外国語能力はどのような要素からできていて、その学習者がどの分野をどこまで伸ばしたいのかを明らかにし、それぞれについて(学習者の性格や学習スタイルを踏まえて)学習法を提案していく「外国語学習アドバイザー」が必要なのであり、そこで用いられるツールの一つとして今回のアプリを提案するというのがあるべき姿だと思います。

とは言ってもとりあえず就職や昇格試験のためにTOEICの点数を上げたいので、とにかくリスニング力をあげたいという学習者もいるので、間をすっ飛ばしてピンポイントでこのようなアプリに飛びつくというケースもあるのですけれど

 

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株式会社アルク主催のイベントに参加しました。 (その2)

01:22

 

ということで、その2です。

 

文字ばっかりで写真がないという批判には、写真のアップの仕方が分からないとお答えするとして。

 

 

話は少しずれますが、先日読んだ「プチクリ!―好き=才能!」が面白かったです。印象深かったのは「漫画家になりたい」と言うのではなく「私は漫画家です」と言い切ってしまうこと。それにより自分の読む漫画がすべてライバルの作品として見えてくるというところでした。

 

と言うことで私も自分のことを「外国語学習法コンサルタント」と呼ぶことにしましたので、今回のセミナーの講師の福江さんはライバルと言うことになります。

今回のセミナーも(良い意味で)批判的に聞くことができました。

 

リスニングについて、例えば一つのパラグラフにつき次のような学習ステップの提示がありました。

①まずは聞く。ひたすら聞く。平日五日間ずっと聞く

②土曜日にようやくスクリプトを見。見て聞く。

③意味を取りながら、精聴

④リピーティング(スクリプトを見ながら)音読では無く。抑揚もマネして。

④'リピーティング(スクリプトを見ずに)

⑤シャドーイング(スクリプトを見ながら)

⑤'シャドーイング(スクリプトを見ずに)

これについては、いきなりリスニングに入るよりは、まずは個々の音、音の連結・脱落などのパターンについて学ぶことで、その後のリスニングが容易になるであろうと言うことをコメントしたいと思います。

 

書籍は(他社ですが)いろいろなものが出ています(「英語耳」とか「英語リスニングのお医者さん」とか)。

アルクさんのアプリとしては「日本人は英語の個々が聞き取れない」シリーズがこれに当たるのだろうと思いますが、残念ながら中級以上のレベル設定のようです。

初級レベルのものが欲しいところです。

 

また、リスニングにおいて、文法知識の向上による予想力(次にどんな品詞が来るかとか)のアップという点もありますので、リスニングの全体というコンテクストでの文法能力の役割という形で文法力の重要性も述べる必要があるでしょう。

 

話は少しずれますが、私はリピーティングが苦手で、すぐにシャドーイングに入ってしまいます。

本当はリピーティングをしっかりやってリテンション力を高めることで通訳能力向上につながるのですが、つらいので避けています。

また、シャドーイングもすっかり自動化されてしまっているので、「自分の舌が回るかどうか、鈍っていないか」のチェック以上の有用性は無くなっています。英語についてはですが。

 

セミナーの後段で、最近のTOEICは米語以外の英語音声が使われているという関連で、色んな種類の英語を聞くべきとの講師の発言がありました。

ここについては私は違う意見を持っていて、まずは自分の発音の体系がしっかり固まるまでは、ひとつの英語アクセントに絞るべきだと思っています。

体型がしっかりできれば、他の英語アクセントはそこからの規則的な逸脱であり、一旦慣れれば対応が容易であると考えるからです。

幸い学校の英語教科書は米語だったと思いますので、それで当面突き進むのが良いと思いますし、是非とも発音記号を身につけていただきたいと思います。

 


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株式会社アルク主催のイベントに参加しました。 (その3)

02:08

 

セミナーで使ったアプリは uListening というもので、そこにいろんな教材をダウンロードして使う形です。(iTunes プレビューはこちら)

今回ダウンロードしたのは、「起きてから寝るまで 英語表現 オフィス編」という無料教材です。「起きてから寝るまで」は人気シリーズですが、オフィス編で起きてから寝るまでというのはやや違和感の残るタイトルでした。

 

私が学生の頃はEnglish Journal はカセットテープでしたから、頭出しには苦労しましたし、部分リピートなどあり得ない機能でした。

アプリに載っかることで、教材を使い倒すことが出来るようになったという感じでしょうか。

 

似たようなものにはNHKの「語学プレーヤー」というアプリがあります。こちらはNHKの語学講座をダウンロードして使うものです。 (iTuens プレビューはこちら)

 

どちらもその他の音声教材を聞くことができるのですが、ここについては語学プレーヤーの方が上のような気がします。

 

uListeningは、速度変換は 0.5xから2.0x 語学プレーヤーは0.5xから3.0x。ただし聞き比べてると語学プレーヤーの方がきれいです。

uListeningの方は、遅い方ではエコーが掛かる感じ。早いほうは上滑りしている感じがします。改善を期待します。

 

ただし語学プレーヤー自体は無料アプリなので、速度変換トレーニング用にこちらを別途ダウンロードするという対応もありでしょう。

速度を上げたリスニングトレーニングは効果があると思います。技術の発展で身近になったすばらしいツールだと思います。

  

他方、昔のカセットも無い時代と、現在のCDやネットなどの教材があふれかえっている時代とで、英語のレベルが上がっているかというと上がっていないようです。

と、言っていたのは安河内さんだったかしらん。

 

セミナーの後に懇親会がありました。参加ブロガーよりアルクさんの社員の皆さんが多かったのですが、それだけこのイベントに力を入れていたということでしょう。

 

ブロガーイベントと銘打つことで、大がかりになってその一方で参加人数が減る/英語学習に興味の無いブロガーが来るという欠点もあるのでは無いかと思いました。

 

著名書評ブログのブロガーに献本するような形で、著名語学ブロガーに直接声を掛けて集めた方が最終ターゲットへの影響力は強いような気がしました。

他方、アルクさんは自社の Alc blogの中に著名語学ブロガーをたくさん抱えていらっしゃるでしょうし、しかし他のALC Blogメンバーや自社のAlcomコミュニティーメンバーに直接売り込むことも出来るわけですから、ALC Blogの著名ブロガーにお出ましいただかなくても良いのかも知れません。

 

私自身は英語関係であればブロガーイベント以外にも出版記念イベントや学会やあれやこれや、有料であれ無料であれ、幅広く参加しています。

自宅もアルクさんの本社の永福町から近いですから、面白そうなイベントがあったら参加したいと思います。

 

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